FXで勝ちたい!FX相場に身を置く人であれば、誰しもがそう願ってやみません。ではFXトレードで勝っている人はどのようなFXトレード手法で勝ち続けているのでしょうか。こちらではFXで勝ちたい人のために、FXでの勝ち方をお教えいたします。
- 1 FXトレードで勝ちたい人はFXトレード手法をシンプルにする
- 2 FXトレードの勝ち方としてなぜFXトレード手法をシンプルにする必要があるのか
- 3 FXトレードで勝ちたい人は聖杯探しをやめてみる
- 4 FXでの勝ち方として有効なのはゼロサムゲームである視点を持つこと
- 5 FXの勝ち方1:FXトレードは手法以上にルールが重要
- 6 FXの勝ち方2:裏技や確実に勝てる手法はない
- 7 FXの勝ち方3:FXトレード手法を知るほどに勝てる気がしなくなってくる不思議
- 8 FXの勝ち方4:ローソク足を基準としたシンプルチャートにする
- 9 FXの勝ち方5:インジケーターの設定値を微調整しない
- 10 FXの勝ち方6:どのようなFXトレード手法が自分に合うのかを知る
- 11 FXの勝ち方7:自分の成功パターンと失敗パターンをあぶり出す
- 12 FXの勝ち方8:FXトレード日記をつける
- 13 FXの勝ち方9:FXトレード手法を信じ切る
- 14 FXの勝ち方10:自動売買を使って勝つ方法
- 15 FXで勝ちたい!FXの勝ち方教えます! まとめ
FXトレードで勝ちたい人はFXトレード手法をシンプルにする
FXトレードで勝てている人を見ると、まず気になるのが「一体どのようなFXトレード手法でFXトレードを行っているのだろう」ということです。
「きっと、負けないFXトレード手法に違いない」と思うことでしょう。
しかし、そのような人たちが、特別なFXトレード手法を用いている可能性はとても低いと思われます。
むしろ、Webサイト上で普通に公開されているような、無料レベルのシンプルなFXトレード手法でFXトレードを行っている可能性もあります。
FXトレードの勝ち方としてなぜFXトレード手法をシンプルにする必要があるのか
なぜ勝っている人がシンプルなFXトレード手法で取引を行っている可能性があるのでしょうか?
それは世に出回っているFXトレード手法の数々は、どれも同じような機能を持つテクニカル指標を取り替えて、手法名を変更しただけに過ぎないからです。
当然エントリーするポイントも利益確定するポイントも大体は似通っています。
かの有名な天才FXトレード集団タートルズの行っていたFXトレード手法ですら、20日間の高値・安値の単なるブレイク手法に過ぎないことはよく知られた話です。
つまり勝ち続けているFXトレーダーであるとは言え、一般の素人トレーダーが特別なFXトレード手法を用いている可能性は低いと言えるのです。
FXトレードで勝ちたい人は聖杯探しをやめてみる
テクニカル指標の数値を細かく変更して最適化しようとする人もいます。
しかしこの作業を行っても時間が経てば、現在の相場とはテクニカル指標が噛み合わなくなってきます。
そのため利益が出ていたテクニカル指標の設定値も、やがて損失を出すようになってきます。
FXに限らず株式やCFDトレードにも言えることですが「聖杯は存在しない」とよく言われます。絶対に負けない手法、確実に勝てる手法、というものが存在しないのです。
FXでの勝ち方として有効なのはゼロサムゲームである視点を持つこと
そもそも、FXはゼロサムゲームです。誰かが損をした分、誰かの儲けになるのです。つまり、FXとは「お金の奪い合い」なのです。
あくまで極論ですが、世界中の損した分、得した分を全部足すと、プラスマイナスゼロになるわけです。
そのため「絶対に損しない手法=聖杯」があるとすれば、FX取引というものじたいが成り立たなくなります。
FXは株のように、みんなで儲けましょう、という類のものではないのです。FXで勝つためには、まずこの視点を持つことが重要です。
FXトレードにおいて、勝っている人たちが裏技的な手法を使っていないとすれば、他の要因でFXトレードに勝っているものと考えられます。
ではいったい、FXトレード手法とは別にどのような要素を実践して、勝ちトレードにしているのか、重要な項目をまとめてみました。
FXの勝ち方1:FXトレードは手法以上にルールが重要
FXトレードで勝つためには手法も大事です。しかしそれ以上に大切なのが、ルールを守ることです。
FXトレードを実行し続けていくためにはFXトレード手法とは別に、自分なりのルールを構築していきます。
ルールは人から教えられたルールをそのまま実行してもよいですが、自分で構築したルールを実行していくことがとても望ましいと言えます。
ルールとはFXトレード手法のことではないのか?と思う人もいるでしょう。しかしFXトレード手法は「取引のやり方」でしかありません。
取引のやり方とルールは別物です。なぜルールが必要なのか?といいますと、トレードをギャンブルにしないための「規律」だからです。
規律ある取引を行うためのルール構築という視点
どれほど考え抜かれた良い手法を知りえても、その手法を用いて一発逆転トレードやリベンジトレードを行ってしまえば、それはギャンブルとなります。
逆にいえば規律さえ守っていれば、手法などは移動平均線だけのシンプル手法でもギャンブルにはならず、投資として十分利益が出せるのです。
FXの勝ち方2:裏技や確実に勝てる手法はない
FXトレードの勝ち方を模索していて陥りがちなのが聖杯探しです。
聖杯とはカトリック教会用語ですが、ことエンターテインメントの世界においては、「願いを叶えてくれるもの」「不老不死」などの意味で使われます。
FXトレード手法においては「絶対に勝てる負けない手法」などの意味合いでよく使われます。
FXトレードも含め投資の世界に100%はありません。絶対に勝てる手法、負けない手法がないにも関わらず、それを追い求め続けるのが聖杯探しです。
しかしある条件下で聖杯FXトレード手法は存在する
しかしながら、実は「自分にとっては聖杯である」FXトレード手法は存在します。それは絶対に勝てるFXトレード手法という意味ではありません。
自分だけの「オンリーワンであるFXトレード手法」となります。
具体的には以下のような状態のFXトレード手法です。
- 自分のライフスタイルにマッチしたFXトレード手法
- 自分にストレスや負荷がかからず長く行えるFXトレード手法
- 自分なりのエッジが効かせられるFXトレード手法
いわゆる「自分流に改善されたFXトレード手法」となります。
他の人には実行しづらいし、使いこなせない手法だが、自分にはフィットするFXトレード手法。それが聖杯となります。
FXの勝ち方3:FXトレード手法を知るほどに勝てる気がしなくなってくる不思議
ものごとは勉強するほど覚えていき、詳しくなっていきます。しかし、FXトレードの世界においては、この常識が通用しない場合があります。
FXに限らず、株やCFDにもいえることですが、トレード手法を知れば知るほど、どのトレード手法が勝てるのか分からなくなってくるときがあります。
いっとき勝っていた手法が負けだしたので、次の手法にのりかえてやってみる。やはり、しばらくすると負けはじめるので次の手法へ。
それでもいまいち芳(かんば)しくないので、のりかえるだけでなく今度は手法Aと手法Bをマッチングさせてみる。
手法Aと手法Bのいいとこ取りだから、格段に勝てる確率が高いはずだ、と思ってしばらく続けてみるが、やはり勝てない。
このような具合に、手法を次々のりかえてみたり、異なる手法を組み合わせてみたりするようになります。
実は、このようなことをいくらやっても、結果が劇的に変わることはほとんどありません。
つまりたくさんの手法を知っているがゆえに、逆にそれが仇(あだ)となって、徐々に勝てる気がしなくなってくるのです。
手法をたくさん知っておくことはとても大切なことですが、聖杯探しにならないように注意しましょう。
FXの勝ち方4:ローソク足を基準としたシンプルチャートにする
FXで勝つためには、ローソク足でのプライスアクション(値動き)を見ることが重要です。
ローソク足を読み解くには、テクニカル指標の表示を必要最小限度にする必要があります。
もっともよいのはローソク足がよく見える裸のチャートにしておくのが好ましいと言えます。
しかしながらテクニカル指標がなくては分からない、という人もいるでしょう。その場合は2つ、3つ程度にとどめておくことをおすすめします。
最低限のインジケーターを表示させておくことは、相場の方向性を見る上でおすすめではありますが、5つも6つも表示させるのは好ましくありません。
理由としては、複数のインジケーターがそれぞれ違う方向を指し示すと、混乱のもとになり、エントリーの判断ができなくなることがあるからです
FXの勝ち方5:インジケーターの設定値を微調整しない
勝てない理由はインジケーターの設定値がよくないからだ、と思う人もいるでしょう。
テクニカル指標をチャートへ表示させたら、とにかく設定値を過剰に調整する人もいます。テクニカル指標や自動売買ソフトの設定値を過剰に調整することを「カーブフッティング」と言います。
しかしこれをやりだすと聖杯探し同様に、エンドレスで設定を繰り返し続けることになります。
相場は「いきもの」と揶揄(やゆ)されるように、過去とまったく同じ相場状況は二度と訪れません。
そのため、いっとき過去の相場とピッタリ設定値があって利益が出ていたとしても、時間が経過するに従い設定値が合わなくなってきます。
カーブフッティングは、FXトレードを長く行っていく上で、あまり意味を成さないことを覚えておきましょう。
FXの勝ち方6:どのようなFXトレード手法が自分に合うのかを知る
自分の癖や性格を知り、FXトレード手法に活かすことはとても重要です。自分の癖や性格をFXトレード手法に活かせないとストレスばかりがたまります。
例えば、急落拾いの逆張りが得意な人は、ブレイク狙いの順張りが苦手であることもあります。
そのような人が、ブレイク狙いにFXトレード手法を変えても、中々うまくいきません。それは、自分の癖がすでに逆張りに適しているからです。
また、期間的な問題もあります。例えば、ゆったりとできるスイングトレードの方が性格にマッチしているにも関わらず、スキャルピングのほうが短期間で利益になるから、という理由だけで無理にスキャルピングを選択する人もいます。
逆に短期でせっかち、サクサクトレードをしたい性格の人が、スイングトレードの方が安全確実だと言われ、無理にスイングトレードを選択して始終イライラする人もいます。
これらの事例も自分の癖や性格をFXトレードに活かせていないと言えます。
上述のように自分の癖や性格に合わないトレードを選択すると、中々うまくいかずストレスばかりがたまります。
無理して自分の癖や性格に逆らったFXトレードを行おうとせず、自分の癖や性格にマッチしたFXトレード手法を選定すると、勝ちやすくなります。
FXの勝ち方7:自分の成功パターンと失敗パターンをあぶり出す
FXトレードを継続させ、自分のFXトレード履歴を蓄積することも重要です。
どのような局面において自分のFXトレードは成功するのか、あるいは失敗するのか、成功パターンと失敗パターンをあぶり出していきます。
FXトレード中に成功パターンが出たときには、多少強気にロット数をあげてFXトレードをする。逆に失敗パターンが出ているときはFXトレードを控える、という判断ができるようになります。
このようにメリハリをつけたFXトレードを継続していくと、次第に損失もおさえられるようになり、徐々に資金が増え始めます。
FXの勝ち方8:FXトレード日記をつける
自分のFXトレードを客観的に分析する方法として「トレード日記をつけること」があります。FXトレードを実践したあとに日記として記録を残すと、自分のFXトレードの改善するべきポイントが見えてきます。
FXトレードにおいて「ルール外のことをやってしまった」「ロット数を上げすぎてしてしまった」と後悔することはよくあります。
これらの問題点を過去振り返って客観的に見つめ直すことで、自分のFXトレードを改善していくことができます。
「ここで失敗したので、次はこの失敗を繰り返さないようにしよう」「このような相場状況のときに自分はむきになりやすいので注意しよう」と、過去のFXトレードの記録から、未来のFXトレードを見直していきます。
主に記録していく内容としては下記の項目が挙げられます。
- エントリーした通貨ペア
- 「買い(ロング)」か「売り(ショート)」か
- 「順張り」か「逆張り」か
- エントリーレートの位置、利益確定や損切りの位置など
- その時の感情やメンタルなど
このようなことを細かく書きとめておき、どのようなFXトレードをしたのか、後でわかるようにしておくと最適です。
またその時の画像キャプチャーも一緒に保存しておくと、さらに詳細に当時のFXトレード内容を思い出せます。
FXの勝ち方9:FXトレード手法を信じ切る
自分で選定したFXトレード手法を信じ切ることで、FXトレードを継続できるようになります。
自分の選定したFXトレード手法を信頼することができなければ、FXトレードは継続できません。
FXトレード手法を変える理由はかんたんで「損失」が出てしまうからです。
自分で選定したFXトレード手法を少し実践して、損失が出ると「このFXトレード手法はダメだ」と見切りをつけて、他のFXトレード手法にのりかえようとします。
そして次のFXトレード手法でも損失が出ると「やはりこのFXトレード手法もダメだ」となり、また次のFXトレード手法へのりかえようとします。
要は「損失が出るFXトレード手法」だからのりかえるわけですが、これはFXトレードの見方そのものを変える必要があります。
まずどのようなFXトレードでも「損失は出るもの」という見方に変えなくてはなりません。
本来FXトレードは、利益確定と損切りをくり返しながら、徐々に資金を増やしていくものです。
FXトレードを知ってからまだ間もない人たちの思考として、主に以下の状態である場合が多いと言えます。
- 「FXトレードは損失が出ないもの」と思っている
- 「FXトレードは1回のトレードにおいて一発逆転のハイロットで利益を出すもの」と思っている
- 「1円たりとも損をするのが嫌」と思っている
しかしながら、損失が出ないFXトレード手法は存在しないため、ある程度損失が出ることを前提として、FXトレードを行っていくことを考慮しなくてはならないのです。
実は、FXトレードの難しいところは「成功している人のFXトレード手法を真似してもうまく利益が出せない」ことが多い、ということが挙げられます。
成功している人と同じFXトレード手法を実践しても、勝つ人と負ける人が出てきます。つまり「万人が勝てるFXトレード手法」というものが存在しないのです。
そのため自分の癖や性格、ライフスタイルにマッチした「自分の」FXトレード手法を信じ切ることで、FXトレードを継続して行えるようになります。
継続してFXトレードを行えるようになると、勝機はいくらでも見いだせるようになります。
FXの勝ち方10:自動売買を使って勝つ方法
自動売買を活用し勝ち続ける人もいます。ですが自動売買では勝ち続けることができないのが定説です。
これは、あながち間違いではありません。ひとつの自動売買ソフトで永続的に勝ち続けることはできません。
自動売買ソフトで利益が出る場合としては、相場のサイクルと自動売買ソフトのタイミングが噛み合っているときと言えます。
しかし永続的に同じ相場状況が継続することはなく、時間の経過とともにその自動売買ソフトともタイミングが噛み合わなくなってきます。
すると今まで利益を出していた自動売買ソフトが、今度は損失を出すようになってきます。
自動売買ソフトはいつでも、常に一定のトレードを行います。ですが、相場状況はランダムですので、同じ局面は二度ときません。
常に一定ではないことに注意する必要があります。そのため自動売買ソフトでは勝ち続けられないのです。
では自動売買ソフトで勝ち続けることができる人とはどのような人でしょうか。それは相場状況に応じて、その時々に適切な自動売買ソフトを使い分けられる人です。
レンジ相場(もみ合い相場)において、トレンド順張りのFXトレード手法がプログラムされた自動売買ソフトを使用すれば、損切りの連続となります。
逆にトレンドが出ている局面において、レンジ相場に最適なFXトレード手法がプログラムされた自動売買ソフトを使用すれば、同じく損切りの連続となります。
つまり自動売買ソフトを使用して、永続的に勝ち続けることができる人とは、「現在の相場状況を分析しその相場状況に適切な自動売買ソフトを選択できる人」です。
相場状況に応じて、最適な自動売買ソフトをセッティングできるようになれば、自動売買ソフトでも十分利益を出し続けることはできるのです。
FXで勝ちたい!FXの勝ち方教えます! まとめ
FXトレードで勝ち続けている人は、FXトレード手法以外の要素が自分なりに固まっているものです。
聖杯探しを防ぐには、ある程度損失を受け入れるメンタルを鍛える必要があります。損失は経費と割り切ってトレードをするとうまくいくようになります。