FXのやり方が知りたい!FXのやり方教えます!
FXが稼げると聞き、興味を持ったけどやり方が分からない。FXとは何?という方のためにFXのやり方について解説いたします。
FXやり方1:FXとは何?FXを知る
FXは英語でForeign Exchangeと書きます。日本語では「外国為替証拠金取引」となります。
海外では頭文字2、3文字取って「Forex」とも表記されます。「Forex」の更に省略された名称が「FX」です。
本来は外貨を両替する行為である「外国為替取引」の意味でした。しかしその後、証拠金を利用しての取引「外国為替証拠金取引」にもFXという略称が使用されるようになりました。
外国為替証拠金取引とは?
外国為替証拠金取引はFX会社に証拠金(担保金)を預け入れることによって、外国為替を取引できる金融商品のことを指します。
円をはじめ、アメリカドルやユーロ、イギリスポンドなど各国の通貨を売買し、その差益を得る目的で取引されています。
- 1ドル100円のときに1万通貨の米ドルを買い、101円になったところで売り決済をすれば、1万円の利益が発生します。
- 1ドル100円の時に1万通貨の米ドルを売り、99円になったところで買い戻し決済をすれば、1万円の利益が発生します。
一方で、それぞれ逆に動いた場合はマイナスとなります。
FXやり方2:基礎用語を覚える
FXを始める前に覚えるべき基礎用語があります。トレードしていく上で困らないためにも、最低限の用語は覚えておきましょう。
レバレッジとは?
FXは「CFD」のひとつに含まれます。CFD(Contract for Difference)は「差金決済取引」を指します。
つまり現物を必要とせず、差額の発生だけをやり取りする「数字上での取引」のことです。日本の個別株式においては「信用取引」がCFDにあたります。
FXのほか日経225や米国Dow30などの「株価指数取引」、金や原油などの「先物取引」もCFDに含まれます。
そしてCFDにはすべてレバレッジがかけられます。レバレッジとは「てこの作用」のことを指します。
てこの作用は物理学用語ですが、金融業界で使われるレバレッジの意味合いとしては「企業や個人からの借り入れを利用することにより自己資金へのリターン(収益増加)を見込めるようにすること」となります。
つまりCFDにおいては、少額の証拠金(担保金)を預け入れれば、その何倍、何十倍もの金額を借り入れて、取引ができるようになるのです。
例えば手持ち資金が10万円であれば、通常10万円分の取引しかできません。
ですが10万円を証拠金としてFX会社に預け入れれば、レバレッジを利用した取引が行えるようになります。
仮に10万円の証拠金に対して、レバレッジが10倍の取引ができれば「50万円×10倍=500万円」の取引ができてしまうのです。
同様に50万円の取引に対して25倍であれば、1250万円分の取引ができる計算になります。
注意点として、マイナスとなってしまったときは損失も大きくなります。そのため資金管理をしっかり行うことが重要となります。
ハイレバレッジは危険なのか?
ハイレバレッジは危険とよく言われます。しかしながら必ずしもそうとは言い切れない部分もあります。極論本人のやり方次第と言えるのです。
ハイレバレッジのメリット1:資金効率が良い
ハイレバレッジを利用したトレードほど、効率よく資金を回せるものは他にありません。
仮に400倍のハイレバレッジを利用できれば、10万円程度の資金で4000万円相当の取引が可能となるのです。
損失額が決定されるのは、そもそもレバレッジではなくポジション量です。保有するポジション量に比例して損失額も大きくなっていきます。
つまり損失額が大きくなるのは、単純に「ポジションの張りすぎ」が原因なのです。
ハイレバレッジのメリット2:強制ロスカットにかかりにくい
ハイレバレッジのメリットは他にもあります。ハイレバレッジ口座でトレードを行えば、強制ロスカットにも引っかかりにくくなります。
そのためむしろレバレッジは高い方が、安定したトレードを行える場合もあります。
強制ロスカットとは?
強制ロスカットは顧客が意図しない損失を被らないように、FX会社側で顧客の保有ポジションを強制的に決済してしまうことです。
預け入れた証拠金に対して、一定比率の含み損が出た段階で強制的にロスカットされます。
強制ロスカットされないようにするには、十分な証拠金でトレードをすることが重要です。
ハイレバレッジのメリット3:口座内に多額の証拠金を預け入れずにすむ
ハイレバレッジでトレードができれば、多額の証拠金を口座内に預け入れずにすみます。
口座内に預け入れている証拠金は、いつなんどきなくなるかわかりません。口座内の証拠金は、常になくなるリスクにさらされていることを理解しておく必要があります。
仮にポジションフラット(ポジションを保有していない状態)でも、FX会社が破綻すれば、預け入れた証拠金が戻ってくる保証はありません。
信託保全や分別管理といった、預け入れた証拠金が安全に守られる制度もありますが、やはり万が一ということもあります。
預け入れている証拠金が多額であればあるほど、抱える不安は大きいものとなります。
スプレッドとは?
スプレッド(spread)は「広がり」などの意味になります。FXでは「買値と売値の差」です。スプレッドは1トレードごとの取引コストになります。
またスプレッドには「変動スプレッド」と「固定スプレッド」があります。
変動スプレッドとは?
変動スプレッドは時間とともにスプレッド値が変動します。スプレッドが狭い時間帯にトレードを行えば、トレードコストを安く抑えられます。
固定スプレッドとは?
固定スプレッドは、スプレッド値が変動せず常に一定です。スプレッドが開かいため、トレードが行いやすく初心者には最適です。(時間帯によってスプレッドが開いてしまう場合もあります)
pips(ピップス)とは?
pips(ピップス)とは「percentage in point」の頭文字を取った用語で、通貨の共通単位のことです。
FXでは「円」をはじめ「ドル」や「ポンド」など、さまざまな国の通貨を取引します。そのため単位を統一する必要があるのです。
そこで分かりやすくするため、全世界の通貨を統一した単位で表したのが「pips」です。
例えば
- EUR/USD(ユーロ/アメリカドル)⇒1pips=0.0001ドル
- USD/JPY(アメリカドル/日本円)⇒1pips=0.01円(1銭)
となります。
point(ポイント)とは?
pips(ピップス)をpoint(ポイント)で表すこともあります。point(ポイント)は値動きの最小単位です。
- 1pips(ピップス)=10point(ポイント)
- 0.1pips(ピップス)=1point(ポイント)
- 2.6pips(ピップス)=26point(ポイント)
- 5.4pips(ピップス)54point(ポイント)
となります。
スワップとは?
スワップ(swap)は英語で「交換」などの意味になります。FXでは国同士の金利差をスワップ金利といいます。
通貨ペアにおいて、金利が高いほうの通貨を買うと、スワップ金利が受け取れます。逆に金利が高いほうの通貨を売ると、スワップ金利を支払うことになります。
スワップの収益を目的としたスワップトレードという取引手法もあります。
円高円安とは?
海外の通貨に対して円が強くなっているときは円高となります。「円が強い」とは何らかの事情により円の価値が高くなっている状態を指します。
また逆に円が弱くなっている状態を円安と言います。
1米ドル100円が99円になると円高になり、米ドルに対して円が強くなったと判断します。
逆に1米ドル100円が101円になると円安となり、米ドルに対して円が弱くなったと判断します。
ここで混乱しがちなのが、
- 1米ドル100円→99円で下がったのに「円高」
- 1米ドル100円→101円で上がったのに「円安」
になることです。
1米ドル100円が99円になったのに円高?1米ドル100円が101円になったのに円安?と疑問を持つ人もいるでしょう。
円高円安に対する理解の難しさがここにあります。
つまり1米ドル100円が99円になると、今まで100円を払わなければ買えなかった1米ドルが、99円で買えるようになります。
相対的に米ドルに対して円の価値が強くなったため円高となります。
逆に1米ドル100円が101円になると、今まで100円で買えていた1米ドルが、101円を出さなければ買えなくなってしまったのです。
つまり相対的に米ドルに対して円の価値が弱くなったため円安となります。
証拠金とは?
証拠金はFXトレードを行う際に、FX会社に預け入れる担保金です。預け入れた証拠金の金額とレバレッジの倍率によって、保有できる総ポジション数が決まります。
FXやり方3:FX用口座開設
FXを始めるにはFXトレードが行えるように、FX会社にFX口座を開設します。
取り扱い口座の種類は各FX会社で異なりますが、株式口座、先物口座など種類がいくつかあるところもありますので、FXの口座を選択します。
口座開設には、住所、氏名、勤務先などの個人情報を入力します。また、資産状況や投資目的などについての質問欄もありますので、そちらも回答します。
データを送信後に口座が開設されますが、審査があり3営業日程度かかります。特に問題がなければ、口座開設完了です。
FX口座が開設されたら証拠金を入金しよう!
FX口座が開設されたら証拠金を入金しましょう。多ければ多いほど、安定した取引ができます。
日本ではレバレッジが2021年現在では25倍までですので、おおむね50万円以上あれば問題なく取引ができます。
資金が10万円程度の場合は、レバレッジを効かせる必要がありますので、海外FX口座がおすすめです。
特に日本人に人気が高い海外FX口座がXMTRADINGのゼロ口座でレバレッジは500倍です。
レバレッジが500倍の場合、10万円の資金があれば「10万円×500倍」で5,000万円分のFXトレードができます。
海外FX口座は違法なのか?
「海外FX会社は日本の金融庁に無登録だから違法だ!」という書き込みをたまに見かけます。
しかし「日本では無登録」というだけであって、海外の金融ライセンスは取得している場合もあります。その場合、違法とはなりません。
上述したXMTRADINGでは2021年現在セーシェルの金融ライセンスを保有しています。
海外の金融ライセンスのほうが、むしろ日本の金融ライセンスより世界的に評価が高い場合もあります。
例えば、イギリスの金融ライセンスFCA(Financial Conduct Authority)は、世界でもっとも厳しい審査機関といわれており、日本の金融ライセンスより遥かに取得は難しい金融ライセンスです。
XMTRADINGの親会社的な「XM」は世界各国、複数の国の金融ライセンスを保有しており、中でもキプロスの金融ライセンスは厳しい審査基準で取得は難関といわれています。
上述のように世界のFX会社は日本の金融ライセンスより、遥かに信頼のおける取得の難しい金融ライセンスを保有している場合もあります。
海外FX会社が日本の金融庁にあえて登録しない理由
海外FX会社は、あえて日本の金融庁に登録しないこともあります。その理由は、レバレッジを25倍までに制限しなければならないからです。
2021年現在、FX取引は日本の法律でレバレッジが25倍までに規制されています。日本の金融庁に登録すると日本の法律に従う必要があります。
そのため海外FX口座のうまみのひとつである「ハイレバレッジ」が効かせられなくなってしまうのです。
FXやり方4:トレードスタイルの決定
継続してFXトレードをおこなっていく上でトレードスタイルを決定することはとても重要です。
「短期保有型のスタイル」にするのか「長期保有型のスタイル」にするのかで、取る戦略が異なってきます。
またFXトレードにおける、自分のライフスタイルも勘案する必要があります。
自分のライフスタイルにマッチしたトレードスタイルでなければ、続けるのが苦痛になったり面倒くさくなったりして、続かなくなってしまいます。
もっともおすすめなのは、自分の性格にあったトレードスタイルを選ぶことです
スキャルピング
スキャルピング(scalping)という単語はそれ単体で名詞のため「皮むき」という意味になります。
まるで野菜や果物の皮を薄くむくかのように、薄い利益をかすめ取ることからスキャルピングトレードといわれています。
また別に、scalpingから「ing」を取ると「scalp=頭皮」という意味になり「頭皮をはぐという意味」とする説明もあります。
※諸説さまざまあります
数秒から数十秒で1トレードが完結するため、トレードチャンスが多く資金効率もいいのが特徴です。
損切りが数ピップスですむので、ハイロットでのトレードができます。主な使用時間足としては1分足から5分足が最適です。
デイトレード
デイトレードは名の通り日計りトレードで、数時間から1日、2日程度で取引を完結させるスタイルです。
スキャルピングのようにせわしくなく、またスイングトレードのように長期間保有もしないので、バランスが取れた取引スタイルといえます。主な使用時間足としては15分足から1時間足が最適です。
スイングトレード
スイングトレードは、3日から1週間前後保有し続けるトレードスタイルを指します。
FXは統計学の世界であることから、対数の法則が適用できるとされています。
つまり情報量が多ければ多いほど、テクニカル分析に信頼度が増し的確な判断ができる、という考え方です。
スイングトレードは長期足を使いますので、テクニカル分析を行うために必要十分な情報量がある点が特徴です。主な使用時間足としては4時間足から日足が最適です。
長期トレード(ポジショントレード)
長期トレードは数ヶ月から、長くて数年保有し続けるトレードスタイルです。別名ポジショントレードともいいます。
主にスワップ金利狙いでのトレードになります。主な使用時間足としては週足から月足が最適です。
スワップ金利狙いのトレードのやり方とは?
スワップ金利狙いのトレードでは、おもに高金利国の通貨をトレードします。
高金利国通貨は先進国であれば、オーストラリアドル、ニュージーランドドル(キウイドル)です。
新興国ではトルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランド、などがあります。
日本円などの低金利国の通貨を売り、高金利国の通貨を買うことにより、スワップ金利が受け取れます。
逆に高金利国の通貨を売り、低金利国の通貨を買うと、スワップ金利を支払うことになります。
注意点として高金利国の通貨は、値動きが非常に不安定で国の信用リスクにシビアに反応します。
内政事情が不安定になった場合など、あるとき突然値が下がってしまうことがありますので注意が必要です。
参考:公益財団法人 国際通貨研究所「高金利通貨」より
自動売買
自動売買はプログラムによって、自動的にFXトレードを実行してくれるシステムです。
FX会社が顧客に対して、独自のシステムを提供しているパターンもありますし、投資コンテンツサイトで自動売買ソフトとして売っているものもあります。
- とりあえずFXトレードをやってみたい人
- 仕事の関係でトレードができない人
- 面倒くさいのでソフトにまかせる人
などは自動売買ソフトを利用するのがおすすめです。
PAMM/MAM/LAMM
PAMMとは?
PAMMとはPercentage Allocation Management Moduleの頭文字を取った略語です。
顧客の立場から見た場合、自動売買と変わりはありませんが、厳密にはプログラムによるトレードではなく人間がトレードを行います。
顧客は自分のFX口座に証拠金を預けます。その証拠金を、証券会社に所属しているアカウントマネージャーが、顧客の代わりにFXトレードを行います。
顧客はアカウントマネージャーがどのようなFXトレードをしたのかを知ることはできません。FXトレード履歴などもすべて伏せられます。そのため顧客が知らされるのは証拠金の増減だけです。
さらに、増えた口座内の証拠金がそのまま全額顧客の利益になるわけではありません。
各FX会社の規定によりさまざまですが、残った証拠金のうち数パーセントから十数パーセント程度が、顧客の利益として分配されるシステムとなります。
MAMとは?
MAMはMulti Account Managerの頭文字を取った略語です。
基本的なしくみは、PAMMと同じで顧客は自分のFX口座に証拠金を預けます。その証拠金で会社に所属するアカウントマネージャーがFXトレードを行います。
PAMMと若干違うところは、顧客はアカウントマネージャーがどのようなFXトレードをしているのかリアルタイムで知ることができます。取引履歴もすべて開示してくれます。
報酬の決定方法はPAMMと同じで、残った証拠金の数パーセントから十数パーセント程度が、顧客の利益として配分されるシステムとなります。
LAMMとは?
LAMMとはLot Allocation Management Moduleの頭文字を取った略語です。
LAMMが「PAMM」「MAM」と異なる点として、アカウントマネージャーのコピートレードとして、顧客の証拠金が運用されることが挙げられます。
つまりアカウントマネージャーは一人の顧客に対してだけ、直々にFXトレードを行うわけではありません。
アカウントマネージャーの親口座1つに対して、複数の子口座が、同時にコピートレードで運用されるしくみとなります。
注意点としては、かならず親口座と同一の約定価格で約定される保証がないことです。
コピートレードであるため、親口座と数ピップス、数十ピップス乖離しての約定は頻繁に起こりえます。これらの詳しい内情はFX会社により異なります。
しかしながら「MAM」と同じように、顧客はリアルタイムで取引状況を知ることができるため、アカウントマネージャーがどのようなFXトレードを行っているのか確認ができます。
FXやり方5:実際に売買をする
FX会社に証拠金を預け実際にFXトレードを行っていきますが、その前にデモトレードを行い、実際のFXトレードがどのようなものかを確認しておきます。
XMTRADINGから、デモトレードを申し込むことができます。実際のお金を使用したときと同じようにFXトレードができます。
操作感覚やポジション保有中の資金の変動具合も、すべて実際の資金を使用したときと同じです。まずはデモトレードで感覚を養いましょう。
成行とは?
成行注文は手動により、発注した注文をすぐに約定させる注文方法です。スキャルピングなどの素早い操作が求められるときは、最適な注文方法です。
指値とは?
指値は指定の値段まで現在値が下がってきたら買う、指定の値段まで現在値が上がってきたら売る、という注文方法です。
現在値が目的の値段に到達する前にあらかじめ注文を発注しておきます。
XMTRADINGのメタトレーダー(MT4)では「Buy Limit」「Sell Limit」と表記されています。
- 指定の値段まで下がってきたら「買う」=「Buy Limit」
- 指定の値段まで上がってきたら「売る」=「Sell Limit」
指定の値段に現在値が到達したら注文が自動で実行されます。
逆指値とは?
指定の値段まで現在値が下がってきたら売る、指定の値段まで現在値が上がってきたら買うという注文方法です。
現在値が目的の値段に到達する前にあらかじめ注文を発注しておきます。
メタトレーダー(MT4)では「Buy Stop」「Sell Stop」と表記されています。
- 指定の値段まで下がってきたら「売る」=「Sell Stop」
- 指定の値段まで上がってきたら「買う」=「Buy Stop」
指定の値段に現在値が到達したら注文が自動で実行されます。
指値とは逆の注文になるので、逆指値と呼ばれています。
FXのやり方が知りたい!FXのやり方教えます まとめ
FXはやり方や用語を知ってもすぐに実践トレードには活かせません。トレード回数をこなしながら、徐々に慣れていくようにしましょう。
自分のライフスタイルに合わせたトレード手法が見つかると無理なくトレードが続けられます。
うまくFXトレードを生活に取り入れることが成功する秘訣です。